パーソナルカラー診断を一般のLED照明で受けると起きること

kazuworks

2021年10月12日 09:07

「パーソナルカラー診断は、どのような環境でも、どのような光でもできる。」
と言う、一部のカラーリストの言動はただの過信であり、まちがいです。

光学機器であるカメラでもそれは可能ではなく、
生身の人間が、環境を一定の基準に保つことなしにできるはずがありません。

環境を一定の基準に保つ要素の一つとして、光源の光の演色性があります。
つまり、「演色性/演色評価指数/Ra」理想の光をRa100として、どの程度理想の色の見え方とギャップがあるかも目安にすることができます。



イルドクルールが、一般的な会議室のLED照明の下で、カラーリストさんをモデルに撮ったサンプルを再掲します。
このLED自体はそれほど劣ったLEDでもなく、結構配慮された新進のLEDではありました。
ただ、こうやって、画像編集ソフトで「本来のモデルさんの色に編集した画像」と並べると、
LED照明の2021年での限界を感じざるを得ません。

イルドクルールの照明はRa99AAA、この会議室の照明は計測したところ、Ra80を下回っていました。
ただ、それは一般的な会議室や教室、オフイスでは当たり前。
アパレルショップやコスメショップ、デパートのそれも同様で、決して色が正確に見える環境ではありません(例えば大型商業施設やショッピングモールの試着室などはかなり演色性も低く、色温度もまちまちで不適切で試着自体の意味さえ失っています。もちろん厳しい基準もなく統一もされていないのが実情でしょう)。
ぜひ、ご覧の方は、どちらが本来のモデルさんの色か当ててください、簡単です。

つまり、このことが、今日一番に掲げた、

「パーソナルカラー診断は、どのような環境でも、どのような光でもできる。」
と言う、一部のカラーリストの言動はただの過信であり、まちがいです。


と、私たちイルドクルールのカラーコンサルタントが申し上げる根拠です。
カラー診断は、実に簡易的なものや、面白半分としか思えないイベントも色々ありますが、
イベントであれ、正規のカラー診断であれ、まずカラー診断が行える環境であるかが問われ、
カラーリストが大事なお客様や来訪者の方々のために責任をもって会場を厳選したり光源を吟味すべきと考えます。

それが誠意のあるカラーリストが取るべき行動で、
それを行わないなら、それは手抜きであり、ただの安易な妥協と言われても仕方がないでしょう。


▶︎ショッピングモール等でパーソナルカラー診断を一切行わない理由




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