パーソナルカラー診断、もう自然光を使わない理由@熊本

kazuworks

2016年03月17日 18:12



前回の熊本カラーブログで、屋内照明の光の質で見え方が全く異なる事を画像でお見せしました。

熊本でも365日、各地でパーソナルカラー診断が行われています。
人の個性の色を判定するパーソナルカラー診断は、日本で独自の進化を遂げてきました。

その中で
「晴天の昼間の北天からの間接光参照する」
と言う、参照光に関しては大事な基本がありました。
(しかし、近年は簡易なカラーの勉強や通信教育、独学、検定取得だけでカラー診断を行うカラーリストも増えて、この基本自体守られていない、意味が理解できていないと言った実例が報告されています)

しかし、その基本となる自然光も現代の住宅事情を考慮すると、

隣接する建築で窓から光が入らない
北向きの部屋が確保できない
出先の会場が北向きでなかった
晴れていなかった(ちなみに晴天とはピーカンの事です、ちなみ理想的な晴天は20日程度/年)
時間がおして夕方だった
隣接するビルから西日が反射した

と、とうてい無理な事もわかってきています。

ましてや、太陽光が常に一定の光を届けてくれない事は、肝心の色の判定に大きな影響も与えています。

画像は、同日のほぼ同時刻の北の空からの13時頃の間接光。
建物の同位置で、フロアーを変えて撮ったものです。
ベストとされる「晴天の昼間の北天からの間接光」が、晴れていてもこのくらいは平気に変化すると言う事です。

私たちカラーの研究チームでは、他業種がそうである様に、
パーソナルカラー診断には、自然光が逆に負の影響を及ぼすと考えています。
そのために、パーソナルカラー診断専用標準光のセッティングを、九州はじめ全国のカラーリストの皆様にお勧めし供給しています。

デザインやものつくり、写真や映像の業界がもう自然光を参照にしないのに、
パーソナルカラーに関わるカラーリストだけが依然として自然光にこだわるのはもう考え直す時期に来ている感があります。



パーソナルカラーは標準光カラー診断へ
おかげさまで九州で22年
カラーコンサルタント/カラースクール
イルドクルール

http://www.e-sikisai.com







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