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カラーコンサルタント/イルドクルールの 長(osa)和洋です。
福岡、大分、熊本、鹿児島〜九州ほぼ全域でカラー専門のコンサルサービスを提供しています。

カラー/色彩は、ほぼ私たちの生活のすべてのジャンルに関係し、衣食住に関する色々なカラーの仕事が存在します。

一般的にカラーコーディネイターの仕事などは認知されていますが、今時は配色は完成されたもの。パソコンソフトでも簡単に美しいバランスのとれた配色が瞬時にできる時代に、カラーのコーディネイトだけで仕事をしていける時代でもなくなっています。

様々な問題やニーズにピンポイントで、つまり極限まで個に対応出来るカラーリストやカラーコンサルタントが求められています。

普段のカラー全般のコンサル業務以外に、大学はじめ教育機関や生涯教育施設での色彩講義や講話も担当。また、次世代を担うカラー/色彩の専門家の人材育成に力を入れています。
まだまだ、日本も九州も、熊本も、仕事のできるカラーリスト、社会に貢献出来るカラーセラピスト、目の前で問題解決出来るカラーコンサルタントが足りません。

このブログで、そんな日本内外のカラーの業界の事情や問題も取り上げながら、熊本の皆さんの一つでもためになればと考えています。

色彩学、カラーコーディネイト、配色、デジタルカラー、パーソナルカラー、カラー診断、イメージコンサルティング(イメコン)、色彩心理、カラーセラピー、カラーマネジメント、カラーマッチング、環境色彩、景観色彩、建築の色彩、内装や外装の色彩、…色々なカラー/色彩の話題と情報をアップして参ります。

詳しくは当方の所属カラーコンサルタント
↓イルドクルールのWEBサイトをぜひご覧下さい。
https://www.e-sikisai.com
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2021年10月14日

夜はパーソナルカラー診断ができないというカラーの基本中の基本

自然光でパーソナルカラー診断を受ける時の留意点イルドクルール

夜はパーソナルカラー診断はできない、してはならない。

このことは、日本全国のカラースクールや協会ではパーソナルカラーの基本として周知徹底していることです。
理由はシンプルに一つ、夜間は特別な設備が無いと色の判定ができないからです。

ですので、夜に絵を描くと変な色の絵に仕上がります。
子供が提出する夏休みの絵日記を、出校日前に夜に何日ぶんもためて一気に描いても、
先生から看破されるのはこのためです。

ということは、「夜はパーソナルカラー診断はできない、してはならない。」ということはプロのカラーリストやプロのパーソナルカラー診断に関わる専門家なら誰でも熟知しているカラー診断の基本です。

ただ、聞いた話ですが、熊本にあった専門の学校かカラーのスクールでは、夜間にパーソナルカラー診断の実習があったと、卒業の方の記憶を耳にしたことがありました。
もちろんですが、夜間にカラー診断の実習をしても何も得るものはありませんし、逆に誤った色の判断基準ができかねず危険です。

特別な設備とはどういう設備でしょう?
それは、デザイン制作やアパレル制作現場、そして印刷会社等の色校正ブースのように、色を正確に判定判断する照明設備のことです。

こちらはイルドクルールが提唱するRa99AAAの非LED色評価用照明の実測値(イルドクルール福岡天神で2021年計測)
イルドクルール/アシストライト実測値2021年福岡天神


そのような設備を持たないのであれば、夜に色の判定や判断をするべきではありません。
色は100%光にその見え方を依存するので、ゆるならばその場限定の光による色の判定になってしまうのです。
もし極度に偏った光の下や、不適切な偏った光の下では、偏った色の見え方をするため、参考にもなりません。

↓こちらは、比較的良いとされる品質のLED(平均Ra80〜85程度、安定しないのでAAA品質ではありません)の分光分布の一例ですが、
事実上ベストな光の色評価用照明に比べると、著しく偏りがあり、正確に色を判定できないことは明らかです。

LED照明はカラー診断にまだ使えないイルドクルール発表


「ではそれ以外にカラー診断を受ける時気をつけるべきことがあるか?」

このカラーブログでも再三申し上げていますが、
夜のカラー診断環境は、ビル等の地下のフロアも全く同じ条件です。
他にも、ビルの中の窓の無いスペースも全く同じ条件です。

つまり、地下フロアのカラー診断も窓のない会場のカラー診断も、
夜のカラー診断と全く同じ、パーソナルカラー診断ができない環境なのです。

当然、そのような場所では色の判断は100%以上、照明のクオリティに左右され、
照明計画や光源管理が行われていなければ、夜のカラー診断と同じく、
パーソナルカラー診断は形だけで、内容のない破綻している状態です。


もし、カラー診断に行かれて、
会場が地下であったり、
窓の無い、外光の届かない会場であったら、
「パーソナルカラー診断の基本に沿ってカラー診断が本当に受けられるのか?」
担当者に聞いておくべきでしょう。

また、担当者にカラー診断がそこで(会場が地下であったり、
窓の無い、外光の届かない会場であっても)できる根拠もたずねておくべきで、
まともな返答ができないならキャンセルして会場を出ることです。
光源管理ができているなら、実際に計測してその数値で「カラー診断が可能である」根拠を回答すべきでしょう。

答えが、「私は経験やキャリアがあるから大丈夫」
という類の回答なら、即刻キャンセルし会場を出るべきです。
そのような回答は理論以前の言い訳です。

「自然光が入る状態ならどこでも良いのか?」
そう言うご質問もよくいただきます。

こちらは、福岡天神の北向きの部屋からの自然光の実測データです。
理論上はRa100なのですが、雲一つ無い晴天でも正午でRa99~98でした。

カラーコンサルタント・イルドクルール福岡天神計測自然光




再掲する1分程度の動画は、福岡の天神界隈のある晴れた日の路面の観察です。
晴れていてもこの程度、薄い雲によって普通に大きく色温度や分光分布(各波長の成分)が上下します。
自然光でカラー診断をするなら、基本は北向きに限定されるのはそういう理由で、
東向き、南向き、西向きの会場なら大きく影響を受けるということです。


▶︎ショッピングモール等でパーソナルカラー診断を一切行わない理由


カラースクール福岡天神イルドクルール

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福岡天神のイルドクルールはじめ
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