2024年02月23日
専門的に色彩を学ぶ時に正しく色が見えている光は必須で夜間の学校は注意してください
普段の自然光の変化の記録/再掲/福岡晴天時/イルドクルール
色彩を学ぶ場、パーソナルカラーを学ぶ場の照明は光の質が大事というお話を今日は解説します。
色々な勉強がありますが、その多くは学ぶ場所や環境を選びません。
ただし、色彩を学ぶということは、
まず第一に、
「色が正しく見える環境であること」
「色彩を本来の色として認識確認できること」
が、最優先で必須であることは、意外なほどスルーされてきました。
いかに貴重な色彩の学びも、
色が正しく見えていなければ、誤った理解や認識をしてしまう可能性は大いにあります。
今時は、パソコン(以降PC)やタブレット等で教室だけでなく、自由柔軟に色々な場所や環境と多種多様な端末で学べるオンラインスクールが隆盛を極めていることもあり、ますます、その問題は顕在化しています。
直視で資料やテキストを見るケースだけでなく、
間接的にPC等の端末を介しての学習なら、その問題はさらに深刻化するのです。

「大きな誤解と問題点」
(1)色はどこで見ても人はきちんと判断できるという誤解の問題
(2)PCやタブレットの個体ごとに色が異なる解決できない問題
まず最初の問題点、
(1)色はどこで見ても人はきちんと判断できるという誤解の問題
については、人の目/視覚/脳は順応するので、暗かったり明るかったり、環境の光の色味が赤っぽかったり青みに寄っていたり、でも、それぞれ順応するので、生活には困らない。
当然、色彩の勉強も問題無いとされました。
しかし、それは、順応しているだけで、正確な色を見ていることでは無いので大いに注意が必要です。
不適切な光に順応しても、正確な色の把握はできませんし、カメラ等のオートホワイトバランスや自動露出補正等と生身の人間の視覚を同じに捉えるとまずいのです。

また、
(2)PCやタブレットの個体ごとに色が異なる解決できない問題
にあっては、色彩だけが問題に関わっています。
テキストを読むだけなら、動画を見て情報を得たり楽しむだけなら問題はありませんが、
PCやタブレットのように、最初から個体差があり、劣化もするなら、きちんと物理的に表示色を基準に合わせてニュートラルな状態にしておいての色彩の学習が望まれます。
また、蛇足ですがこのようなデジタル端末の問題だけでなく、旧来も色彩の検定のテキスト等は、出版された版により、事実色が異なることはありました。
よく巻末にある、日本の伝統色や慣用色の色のズレやちがいを指摘する生徒さんにも接しましたが、
不本意に、印刷時の環境変化や機器の変更、使用紙の変更等々でいつのまにか色が変わっていたり、
また、ここの色のデータ自体が、カラーマネジメントの変更や修正等で、特定の色が色が変わることはありました。
さて、イルドクルールは、そのように、色を学ぶ場での環境の光の優劣に着目。
優劣と言いますと誤解があるかもしれませんが、少なくとも不適切な「本来の色がわからない」「色彩の判断や判定を誤る」環境や光の下では色彩の学びは意味をなさない、として取り組んでいます。
例えば、色の判定を専門とするジャンル/パーソナルカラーを学ぶのであれば、理論の段階から「色が正しく見える環境で」色の指標や色票、カラードレープを評価し検証する。
もちろん、実技や演習も、「色が正しく見える」いつも同じ環境で実技演習を重ね判断力を養うことを勧め、またそう取り組んできています。
具体的には、汎用の照明では光源が単一であっても、まず色を判断するクオリティに足りなければ、色彩の学習や実務には不適切です。
もし、その光や照明を不用意に他の種類の光源や光とミックスすると、目の前の色彩はさらに複雑に見え、混乱を起こしますので、一番避けるべきです。
同様に、開放的な環境で、戸外の光がふんだんに入る教室やスペースなら、午前と午後で室内の環境はかなり変わりますし、季節や採光の方向、天候でもかなり光環境は変わります。
それに、夜間の教室の環境が加わると、どの時間の教室環境も変化することになり、学習する意義さえ薄れてしまいます(事実全国的には夜間にパーソナルカラー診断の演習や実技を行う学校があると聞きますが大いに問題ありと考えます)。
最近は、カラー診断を受けた人から
「パーソナルカラーの判断が分かれる」
「人やサロンによって判定が変わった」
またはカラー診断を行う方からも
「自身の判定に自信がない」
「多種多様な考え方が台頭してきて不安だ」
と、色々な声が聞こえてきますが、
「まず色を正しく吟味できる環境ができていたか」
が不明で、別に今更ルールや規定を作るまでもなく、
色彩学の基本に立ち返り、色が正しく見える環境下での色彩関係業務の実行をすれば多くの問題解決ができると考えています。
「色が正しく見える」
光や環境を、今一度再認識して取り組むことでしょう。
それは特に、色彩の教育を行う立場の者や、カラーサービスを提供する側に大きな責任があると考えます。

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Posted by kazuworks at 16:05│Comments(0)
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